スワップ金利で手堅く!
このページでは、外国為替証拠金取引(FX)においてスワップ金利(ポイント)で手堅く儲かる方法、解説、運用方法、 各社比較を紹介します。
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1.スワップ金利(ポイント)で儲かる方法
現在のスワップ金利(ポイント) は歴史上稀に見るほど大きくなっていると「FXの為替スワップ金利(ポイント)で儲かる方法」で紹介しました。
そのスワップ金利(ポイント)を使って外国為替証拠金取引(FX)で手堅く儲ける方法をご紹介します。
まず、スワップ金利(ポイント)とは、二つの通貨(例えば日
本円と米国ドル)の金利差をベースに計算されるものです。したがって、現在、
歴史上稀に見るゼロ金利である日本円と諸外国との間に、歴史上稀に見る大きなスワップ金利(ポイント)が生まれているということです。
ですので、まず、スワップ金利で儲かるためには、海外の通貨の「買い」を入れなければなりません。
逆に言えば、海外通貨の「買い」さえ入れていれば、必ず大きなスワップ金利を毎日もらうことができるということなんです。 ここがスワップ金利のおいしいところなんですね。
では、現時点で、どの程度もらうことができるのか予想計算をしてみましょう。
【スワップ金利の計算例】
証拠金100万円で各通貨を購入。スワップ金利の金額は2006年4月現在の外為どっとコムより。
| 期間 | 1日 | 1ヶ月 | 1年 | |
|---|---|---|---|---|
| 米ドル | 1万米ドル | 156円 0.016% |
4,680円 0.47% |
56,160円 5.61% |
| 5万米ドル | 780円 0.078% |
23,400円 2.34% |
280,800円 28.08% |
|
| 10万米ドル | 1,560円 0.16% |
46,800円 4.7% |
560,160円 56.18% |
|
| オーストラ リアドル |
1万豪ドル | 126円 0.0013% |
3,780円 0.38% |
45,360円 4.54% |
| 5万豪jドル | 630円 0.063% |
18,900円 1.89% |
226,800円 22.68% |
|
| 10万豪ドル | 1,260円 0.013% |
37,800円 3.78% |
450,360円 45.04% |
|
| ニュージー ランドドル |
1万NZドル | 148円 0.0015% |
4,440円 0.44% |
53,280円 5.33% |
| 5万NZドル | 740円 0.0074% |
22,200円 2.22% |
266,400円 26.64% |
|
| 10万NZドル | 1,480円 0.015% |
44,400円 4.44% |
532,800円 53.28% |
|
| 英国ポンド | 1万ポンド | 254円 0.0025% |
7,620円 0.076% |
91,440円 9.14% |
| 5万ポンド | 1,270円 0.013% |
38,100円 3.81% |
457,200円 45,72% |
|
| 10万ポンド | 2,540円 0.025% |
76,200円 7.26% |
910,440円 91.04% |
|
なんど、英国ポンドでは、10万ポンドを購入し、1年間持ち続けるだけで、ほぼ証拠金(保証金) とほぼ同額のスワップ金利を手にすることができます。
では、早速、外国為替証拠金取引(FX)業者に申し
込みを・・・
ちょっと待った!!!
確かにスワップ金利は、その通貨を持っているだけで、手にできる金利のようなものです。でも、ちゃんとリスクはあるんです。
2.スワップ金利(ポイント)運用方法のリスク
スワップ金利の獲得自体は、その通貨を持ってさえいればできます。が、その元本は為替リスクに晒されていることを忘れてはいけません。
スワップ金利獲得を目指す運用方法のリスクは、大きく分けて二つあります。
- ロスカット・マージンコールのリスク
- 日本円の金利の上昇リスク
(1)ロスカット・マージンコールのリスク
例えば、英国ポンドで証拠金(保証金)と同額のスワップ金利を得るためには、10万ポンドを1年間保有し続ける必要があります。
その1年間の間に当然英国ポンドは変動します。突然下がることもありうるということです。そうなると、当然、 一時的にマージンコールラインやロスカットラインを下回ることだってありうるということです。 そうなるとどうなってしまうのでしょう?あなたがいくら、「この投資はスワップ金利狙いで通貨が回復するまで待ち続けるんです。 だから為替差損はでません。」と叫んだところで、強制的に決済をされてしまいます。
マージンコール・ロスカットについては、 「マージンコールとロスカットの違い」
のページをご覧下さい。
その時点で、為替差損は確定し、 得られるはずのスワップ金利より遥かに大きな為替差損を被ることになります。
例えば、100万円の証拠金(保証金)で10万ポンドを買った場合、
1ポンド=210円が1ポンド=205円になっただけでマージンコール、202円になっただけでロスカットです。
1年間に1ポンド5円の変動は200
5年だけでも5回以上あります。10万ポンドを購入するということが、
どれだけマージンコールやロスカットのリスクに晒されているか御理解いただけたかと思います。
スワップ金利投資をするときには、少なくともロスカットやマージンコールを喰らわないような運用をする必要があります。
では、どの程度であれば、マージンコールやロスカットを喰らわないのでしょうか?
例えば、米ドルで考えてみましょう。証拠金を100万円、ロスカットを20%、現在が1ドル=120円でロスカットのレートを比較すると、
1万ドル(レバレッジ1.2倍) : 1ドル=40円でロスカット
2.5万ドル(レバレッジ3倍) : 1ドル=88円でロスカット
3万ドル(レバレッジ3.6倍) : 1ドル=93.3円でロスカット
4万ドル(レバレッジ4.8倍) : 1ドル=100円でロスカット
10万ドル(レバレッジ12倍) : 1ドル=112円でロスカット
となります。
過去に最もドルが安くなったときが、1ドル=79円ですから、レバレッジ3倍から4倍程度がロスカットを防ぐライン・ 目安だと考えられます。
例えば、2.5万ドルを購入したときの1年間のスワップ金利は約14万円ですから、年利14%。これでもかなりの利回りだと考えられます。
(2)日本円の金利の上昇リスク
上のような計算を示して、「レバレッジを3倍から4倍に抑えて、スワップ金利を取るようにして、確実に14%から15%の得ましょう! だから外国為替証拠金取引(FX)は儲かるんです!」といううたい文句を出している本やサイトをよく見かけます。
また、そういう本やサイトでは、「スワップ金利獲得の際には、為替差損は気にする必要はない。なぜなら、外国為替証拠金取引(FX) は外貨をいつまでも持っていてもいいので、仮に為替が下がって、一時的に含み損を抱えたとしても、また、為替が戻るまで持ち続けていれば大丈夫」 と説明しています。
これは真っ赤な大ウソです。
こんなものに釣られて、簡単にスワップ金利投資を始
めると、「被害者」になってしまいます。
理由は、
日本の金利が上がることを忘れているから
です。
現在、日本円の金利はゼロです。これがスワップ金利を歴史上稀に見るぐらい大きくさせているのですが、 いつまでもゼロというわけではありません。いつかは1%になり、4%になるのです。
そんなことあるわけないじゃん!という声が聞こえてきそうですが、たった十数年前のバブル崩壊直後の日本の金利は8%
前
後だったのです。ここ何年もゼロ%が続いている日本の金利だって、いつ4%になるか分かりません。
そうなったら、どうなるのでしょうか?
先ほども書いたとおり、スワップ金利は二国間の金利の差で生まれます。日本の金利が上がり、1%、2%となっていくと、 スワップ金利も段々下がってくるということになります。
また、日本の金利が高くなれば、投資家は日本の円を買うようになるので、日本の円が高くなる、つまり、ドルが安くなるんです。
詳しくは、 「外国為替が動くわけ」
のページをご覧下さい。
そして、日本の金利上昇によるドル安は、日本の金利がゼロに戻らない限り、基本的には戻ることはありません。つまり、
円の金利が上がれば、為替レートは長期にわたり下がり続け、 当分元に戻ることはない
ということになります。
そうなると、スワップ金利(ポイント)は下がるは、 為替レートは下がるは、でスワップ金利投資をしている人にとってはダブルパンチで損失が拡大します。 為替が元に戻ることはないので、 いつかどこかで為替差損を清算しなければならないことになります。こうなったら目も当てられません。 恐らくそのときには、1年間がんばって貯めたスワップ金利も為替差損で吹き飛んでいるばかりか、マイナスになっていることでしょう。
2006年3月に日本銀行は、量的緩和政策の中止を宣言しました。つまり、次は、公定歩合(金利)を上げるということです。まだ、 すぐには上げないと思いますが、物価の上昇の仕方次第では、日銀は金利を上げるでしょう。そもそもゼロ金利というのが極めて異常な状態ですので、 日銀は早くそこから脱出したいと考えているからです。
また、仮にこの1年以内に日銀が金利を上げなかったと
しても、日銀が金利を上げそうだという感覚を多くの投資家が有した時点で、為替レートは下がり始めます。
そうなったら、当分、今のレートに戻ることはないので、
多額の為替差損を抱えてしまうことになってしまいます。
3.スワップ金利で手堅く儲ける必勝法
しかし、15%の金利を逃すのはあまりにも惜しいです。私も、スワップ金利(ポイント) を狙った投資をしてはいけないと考えているわけではありません(実際に自分のお金でもしてますし)。
では、スワップ金利(ポイント)で手堅く儲けるにはどうすればいいのでしょうか?
それは、
- スワップ金利で手堅く儲ける場合であっても、きちんと為替レートを確認し、為替レートがきちんと下がったときのみ、 買いを入れること
- 儲かる予定のスワップ金利の金額より少ない金額の為替ロスになるようにストップロスオーダーを入れておくこと
となると思います。
一つ目については、スワップ金利狙いであっても、闇雲に外貨を買うのではなく、為替レートの動きはチェックして、今後、 為替レートが上がる可能性のあるときに購入するということです(具体的な、為替レートの分析方法は、「為替差益で大きく!(3)テクニカル分析」 をご覧下さい。)。
二つ目については、例えば以下のようにストップロスオーダーを入れておくということです (ストップロスオーダーなどの注文のやり方については、「為替差益で大きく!(2)注文方法」をご覧下さい。)。
(例)100万円の証拠金。1ドル=120円のときに3万ドルを購入。スワップ金利は1年間変わらないとする。
1年後のスワップ金利による利益 : 168,480円
| 1年後の為替レート | 為替差損 | トータルの損益 |
|---|---|---|
| 1ドル=117円 | -9万円 | +78,480円 |
| 1ドル=116円 | -12万円 | +48,480円 |
| 1ドル=115円 | -15万円 | +18,480円 |
| 1ドル=114円 | -18万円 | ー11,520円 |
つまり、1ドル=115円程度にストップロスオーダーを設定しておけば、最悪、1年後にレートが5円下がって、 115円になってしまっても損することはなく、トータルでスワップで儲けることができるということになります。
もちろん、1年が過ぎる前に115円になってしまったら、
その時点で決済されてしまうので、以降のスワップ金利はもらえません。ですので、
トータルで損をすることになります。ただ、一つ目で書いたように、為替レートが上がると判断した時点で、
ドルの購入をしているはずなので、これは、万が一、ドルが急降下して大損をしないための戦略ということになります。
この戦略は、レバレッジとストップロスオーダーの組み合わせで何通りか考えられますが、イメージとしては、
- レバレッジが3倍から4倍
- ストップロスオーダーが5%の下落幅(ドルだと5円ぐらい)
というのが、妥当なラインかと思われます。
もちろん、レバレッジをもう少し下げて、ストップロスオーダーを小さめにすれば、もう少し安全な商品が出来上がることになります。
要するに、
レバレッジとストップロスオーダーを調整して、最も自分のリスク(損失の許容金額) にあった商品を作り上げることが大切
ということだと思います。

